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複合機の重要な機能の一つであるFAX。
もはやオフィスでは欠かせない機能ですが、FAXセキュリティやペーパーレス送信などその機能も充実してきています。
最新の複合機のFAXにはどのような機能が登場しているのでしょうか。その最新事情を紹介します。
高速通信やFAXセキュリティなどのFAX機能
現在、ほとんどのFAXが、G3FAXというFAXの国際規格に対応しています。
これは、A4原稿1枚当たり、約20~60秒で送信できるというもの。
このG3FAXを拡張したものに、スーパーG3という企画があり、
A4原稿1枚を33.6kbpsの通信速度で、約3秒で伝送できるというものです。
このスーパーG3は、業務用FAX機に取り入れられており、業務複合機でも対応機種を見ることができます。
また、FAXの新しい機能として、FAXの誤送信を抑止し、機密性を高めてくれる、FAXセキュリティを強化する複合機が登場しています。
宛先を2度入力させる番号確認入力機能や、ダイヤルしたFAX番号と送信相手の機器に登録されたFAX番号の下4桁を照合して、数字が一致した場合のみ送信を行うIDチェック送信機能などがあります。
このFAXセキュリティについては。情報通信ネットワーク産業協会が制定した「FASEC(ファセック)」というガイドラインがあり、これに準拠している複合機が出てきています。
ペーパーレスFAXも実現
紙を出力せずパソコンから直接FAX送信ができるペーパーレスFAXも普及しています。
FAX独特の汚れやかすれの心配がないだけでなく、用紙コストの削減にもつながります。
また送信FAXだけでなく、受信FAXについても、電子化することで共有フォルダや、
電子メールでの展開が簡単に行えるようになりました。
これまでの問題として挙がっていたFAX文書の紛失や情報漏えいのリスクを避けることができます。
また、受信FAXをパソコンから閲覧、書き込みの他、宛先指定や返信まですべてをパソコン上で行うことができるアプリケーションと導入すれば、さらなる業務効率化が見込めるでしょう。
発展するFAXの機能、ぜひ業務で有効活用していきたいものですね。