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ビジネス文書には欠かせないモノクロコピー、オフィスによってコピーする文書の内容はさまざまですが、モノクロコピーはもっとも頻繁に使用するのではないでしょうか。
このモノクロコピーをコピー機で上手に使いこなすためのポイントをご紹介します。
黒とグレースケールのプリント精度
モノクロコピーを成功させるには、まずコピー機のセンサー部分の性能が問われます。
もし黒でも薄い文字で書かれた文書をコピーする場合、たいていはかすれて読みにくくなってしまうものですが、コピー機によっては、コントラストなどを自動調整して、はっきりと読みやすいコピーができるものもあります。
このモノクロコピーの性能を調べるためには、まずグレースケールの精度を知る必要があります。
そのためには、写真をコピーして試すのが一番です。
普段の文書では、グレースケールの各階調は必要なく、白と黒だけで事足りますが、写真コピーの美しさの度合いによってそのコピー機がなせる印刷精度が一目で分かりますので、ぜひ試してみてください。
モード選択を的確に
コピー機にはたいてい、原稿モードを選ぶことのできる機能が備わっています。
例えば、文字だけの原稿をコピーするためのモード、文字と写真のある原稿のモード、写真のモードを選択することで、原稿の内容に適した原稿モードでのコピーができるので、美しい仕上がりになります。
機種によっては、一つの原稿内でも写真部分はスクリーン処理で対応してなめらかにしてくれ、文字部分は誤差拡散させることでくっきりとした複写をしてくれるものもあります。
写真と文字それぞれが美しく鮮明にコピーされるというのは実に優秀です。
このモード選択が非常に充実している機種もあります。文字や写真だけでなく、図面などの線画、現像された写真、印刷された写真、カラーコピーされた原稿、繰り返しコピーした原稿など、それぞれに最適な印刷を行ってくれるモードが備わっているのです。
更には、セクションペーパーの緑のケイ線を削除するのに適したモードや、地肌の濃さが異なる切り張り原稿の地肌を消去しやすいモードなども存在します。
このように、モノクロの精度だけでなく、文書全体としての精度まで調整できるようになっています。