2015.09.01

裏面が写り込んでしまう両面原稿のコピー、どうすればいい?

目次

両面のある原稿や新聞などをコピーする際に、どうしても裏面の文字や写真まで写り込んでしまい、どうすればいいか対処に困ったことがある方はいませんか?

そんな悩みを解決してくれる機能がキャノンの複合機にはあります。

裏面が写り込む対策とは?

両面のある原稿や新聞などで、裏面が写り込んでしまう原稿をコピーする際には、裏面の内容が写り込んでしまうのを避けなければなりません。

けれど、普通に濃淡を変更するだけではどうしても汚くなってしまいます。
そこで、キャノンの複合機では、次のような対策機能があります。

濃度と背景調整を利用しよう

普通、濃度は表面だけで調整するものですが、「背景調整」機能なら、裏写りする箇所や、地色部分の濃度が調整できるので、裏写りが防止できます。

背景調整機能とは、下地の画質を調整することで、原稿の地色が消え、きれいにコピーされるという機能です。
例えば、古い写真の背景が黄ばんでおり、この黄ばみ部分を消してコピーすると、背景がきれいに白で抜かれます。

この機能を利用すれば、背景の濃淡が調整されて、裏の文字が写ってしまうのを避けることができます。

枠消し機能も試してみよう

他にも、原稿をコピーしたときにできる周囲の枠線を消す「枠消し機能」を活用することもできます。

原稿をセットし、「原稿枠消し」のメニューを選択すると、枠消しをしたい幅を設定することができます。
上下左右の枠の幅を個別に指定して調整することができるので、利用の幅は比較的広いといえます。

また、これに関連して、厚みのある本をコピーしたときにできるコピー用紙と本の中央にできる影を消す「ブック枠消し」や、パンチ穴を消す「パンチ穴消し」も同時に有効利用ができます。

従来であれば、あきらめていた裏面の写り込みや影などが、高度な機能により、きれいになるのは画期的なことですね。使い方をマスターしてきれいな印刷物をつくりましょう!