2023.03.08

複合機の価格は何で決まる?相場で考える選び方

目次

機種によって大きく価格の異なる「複合機」、今回は複合機の価格の相場、なぜそんなに値段が異なるのかを解説します。

複合機の価格相場とは

複合機は、複合機の状態とカラーかモノクロかによってそれぞれ相場が分かれています。
複合機の状態とは、新品/中古/リース/レンタルの4種類です。リース価格といった金額を含め、下記にその大体の相場を示します。

・新品×カラー複合機:定価は120~400万円超
・新品×モノクロ複合機:定価は70~300万円超
・中古×カラー複合機:定価は5~35万円超
・中古×モノクロ複合機:定価は5~25万円超
・リース価格:月額1~2万円です。
・レンタル×モノクロ複合機:定価は月額3万円前後~
※また、レーザー/LED方式の複合機:カラーで5万円以下となる場合もあります。

複合機の価格は、対応用紙サイズによっても価格相場に違いがあります。例えば、数十人の社員が使用する大規模オフィスを想定して作られているような、A3サイズ用紙にも対応した製品の相場は数十万円と高価です。それに対し、数人の社員がデスクそばに置いて使用するといった、A4サイズ用紙に対応した小規模オフィス向けモデルの相場は、実売10万円以下となります。

複合機の価格はなぜバラバラなのか

複合機の価格を決める要素として、本体価格の他に「印刷速度」「付加機能」が大きな要因となります。「印刷速度」は、複数の人間が連続印刷をする場合など、使用者のストレスに大きく影響します。「付加機能」には、Web機能・フィニッシャー機能・両面印刷機能・ADFの両面読み取り・ADFセット枚数・給紙カセット増設などがあります。
また、購入後の「ランニングコスト」も無視できない要素です。外見のデザインはほぼ同じだったとしても、これら3点の優劣によって、上位モデルと下位モデルを作っている場合が多くあります。
例えば、上位モデルとして本体価格が高い代わりに印刷速度が速くランニングコストの低い複合機と、下位モデルとして本体価格を安くした代わりに印刷速度はそれほど速くなくランニングコストのお得感が劣る複合機を用意しているといったようなケースです。
他に、複合機のスキャナの付加機能により、上位モデルと下位モデルに分かれている例もあります。スキャナ機能としては、書類を連続してスキャンできる、オートシートフィーダ(ADF)があります。上位モデルはこのADFが両面読み取り・セット枚数が多いのに対し、下位モデルは片面読み取り・セット枚数が少ないといった違いがあります。