2016.06.04

意外とかかるコピー機の価格、平均はどれくらい?

目次

コピー機を新品で購入する場合、リースという形で導入する会社がほとんどです。

リースをするとなると、気になるのは月々のリース料金。
コピー機の機能や用途により料金は変わってきますが、リース料金の平均はどれくらいなのでしょうか?

コピー機能別価格

コピー機のリース料金は、コピー機の性能や付属している機能によって異なります。

モノクロ印刷しかできず、A4サイズまでしか対応していない必要最低限の性能のみのコピー機なら3,000円~4,000円程度が相場です。

カラーもモノクロも印刷できてA3サイズまで対応しているものなら5,000~10,000円、画質が高い印刷が可能でA2などの特別な大きさの紙にも対応しているコピー機は20,000円以上と考えておくといいでしょう。

平均価格は?

コピー機のリース料金の平均価格は、多くの中小企業は5,000~10,000円あたりのものを選ぶ傾向にあるようです。

5,000円~10,000円のコピー機なら、コピーだけでなくFAXやスキャナー、プリンターなどの機能がついていますし、カラー印刷とモノクロ印刷の両方が使えます。

月間の印刷枚数が5,000枚前後で済むようなら5,000~10,000円、月間の印刷枚数が10,000枚を超えるような業種なら10,000~20,000円程度のコピー機を選択することが多いようです。

カウンター料金とは?

コピー機や複合機をリースする際にリース料金ばかり注目してしまうケースが多いですが、コピー機や複合機をリースする際にはカウンター料金というのも意識しなければなりません。

そもそもカウンター料金って何なのかわからないという人もいるでしょう。

カウンター料金とは、リースされたコピー機や複合機には印刷枚数をカウントする機能が搭載されており、リース会社はカウントされた印刷枚数に応じて料金を算出します。

したがって、コピー機をリースする上においてはリース料金とは別にランニングコストとしてかかってくるものになります。

なぜカウンター料金が必要なのかですが、基本的にコピー機や複合機のリースはカウンター保守契約も同時に結ぶためです。

これによって、インクやトナー代などが不要となり、定期的なメンテナンスや故障などのトラブル対応もしてくれます。
カウンター料金は白黒で2円から5円前後、フルカラーになると30円弱程度が相場です。

カウンター料金のメリット・デメリット

カウンター料金のメリットですが、修理代やトナー代といった消耗品などの費用を気にする必要がないということが挙げられます。

支払いはリース料金とカウンター料金だけなので非常にシンプルと言えるでしょう。

業務用のコピー機や複合機というのは100万円を超えるものも多いですし、トナーなどの消耗品も数万円を超えます。

カウンター保守契約をしていないと修理費用なども高くなりますので、トラブルが起きた時の出費が高額になってしまいますが、カウンター保守契約であればそういった心配がいりませんし、定期的なメンテナンスもしてくれるのでトラブルも生じにくいのです。

カウンター料金にはメリットだけではなくデメリットもありますが、毎月必ず一定額の費用がかかるということです。

カウンター料金は印刷した枚数によって料金が決められるのだから印刷を全くしなかった場合には費用がかからないのではないかと思う人もいるかもしれません。

しかし、印刷を全くしなかったとしても基本料金は必要になるので、その分の費用は必ず必要になるのです。

他にもデメリットとして印刷が少ないと損をするということも言えるでしょう。

カウンター料金は印刷枚数に応じて料金が決まりますが、修理やトナー交換の費用も含まれた料金となっています。

使う頻度が低ければ故障をする可能性も低くなりますし、トナー交換の頻度も少なくなります。
つまり、カウンター保守のメリットを受けられなくなってしまうということです。

コピー機・複合機の相場(リース料金・単価)まとめ

コピー機・複合機の相場ですが、どの程度のスペックの機種をリースするのかによってかなりリース料金に差が出てきます。
機能面で特にリース料金の差が出てくるのが印刷速度です。

最もリーズナブルな価格帯となると月額5,000円以下が相場となりますが、このあたりの価格帯になると印刷速度としてはモノクロで1分間あたり20枚以下なものがほとんどです。

また基本的にモノクロ印刷のみで、プリンターやスキャナーの機能は搭載されておらず必要最低限のコピー機能のみと考えたほうが良いでしょう。

この価格帯のカウンター料金相場は5円から8円程度に設定されることが多いです。

リース料金が1万円前後のコピー機は、中小規模オフィスから士業などでも利用されることが多いリースコピー機のボリュームゾーンと言えるでしょう。

この価格帯になるとプリンターやスキャナーの機能は搭載されているものがほとんどです。

印刷速度は30枚前後で、給紙段数が多くなったりA3の印刷が可能になるなど、特別な使用方法をしない限り不自由を感じることはありません。

カウンター料金はモノクロで5円弱、カラーで25円前後が相場です。

リース料金が2万円を超えると各メーカーのフラッグシップモデル級のハイスペックな機種がリース出来ます。
印刷速度は35枚以上と非常に高速なので、印刷頻度が高い業種でよく使われています。

印刷のスピードだけでなく画質もかなり向上しているモデルになるでしょう。
カウンター料金はモノクロで4円弱、カラーで25円弱程度が相場です。

オススメの選択方法

コピー機の本体価格が安いとついそれが魅力的に見えてしまいますが、リース料金が安くても使うごとにかかるカウンター料金が高い場合があります。

トータルコストで考えたときに、メーカーや機種のスペック、購入する会社を決めるのがおすすめです。