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いつもなにげなく使っているコピー用紙。たくさんのサイズがありますが、
どのサイズがどの大きさなのかご存じでしょうか?
コピー用紙としてだけでなく、報告書や規格書、学校への提出物など、使わない日はないほどです。
今回は私たちに身近な存在のコピー用紙のサイズ、「A4」、「B5」について紹介したいと思います。
A4ってどんなサイズか
当たり前のように使っているA4サイズの紙。
コピー用紙としてだけでなく、レポート用紙や企画書用紙などとして最もよく使われる大きさです。
また、「A4サイズの表紙」などと、大きさを表す標準サイズとして使うことがあります。
では、いったいA4サイズとはどんなサイズのことなのでしょうか。
大きさは、横が210ミリで、縦が297ミリのいわゆる白銀比率です。
行政に提出する書類などもA4のものが多く、大学や高校などの教育現場でも、最もよく使われている用紙サイズです。
ところで、このA4のAとはどういう意味かご存知でしょうか。
そもそもA判は19世紀末ドイツの物理学者オズワルドによって提案されたドイツの規格で、
面積が1平方メートルの「ルート長方形」をA0としました。(現在ではこのサイズが国際規格サイズです。)
そのA0を4回、半分にしたものがA4というわけです。
このA規格の用紙は国際的な標準サイズですので、
「ISO 216(国際規格)」・「JIS P0138(日本工業規格)」で規定されており、海外でも通じるサイズです。
B5ってどんなサイズか
日本で使われているもう一つのサイズに主流B版があります。
B4やB5といわれるタイプのものです。
サイズは、横が257ミリで縦が364ミリです。
B判は日本の美濃紙を元に面積が1.5平方メートルの「ルート長方形」をB0とした国内規格サイズです。
そしてB4はこのB0を4回、半分にしたものです。そして、B系の中で比較的よくつかわれるのが、B5です。
横が182ミリで縦が257ミリで、B4をもう一度半分にした大きさで、漫画雑誌の大きさです。
この規格は日本国内だけの規格ですので、海外ではこの大きさの用紙は標準的には使われていません。
レターサイズ・リーガルサイズとは?
コピー機で使われる用紙の規格にはレターサイズやリーガルサイズと呼ばれるものもあります。
A4サイズなどと違ってあまり馴染みがないという人もいるかもしれません。
レターサイズは主に北米で採用されている規格で、国際標準ではなくローカル規格です。
レターサイズの寸法は、アメリカで規格化されたということもありヤード・ポンド法で8.5×11インチとなっています。これをミリに直すと215.9×279.4mmです。
リーガルサイズもアメリカでよく使われている紙のサイズで、契約文書や法的文書に使われる事が多い国際基準規格です。
リーガルサイズの寸法は、アメリカで規格化されたということもありヤード・ポンド法で8.5×14インチとなっています。
これをミリに直すと215.9×355.6mmです。
レターサイズと短辺は同じ長さですが、長辺はかなりの差があることがわかるのではないでしょうか。
ただし、長辺に関しては14インチではなく13インチのものや13.5インチのリーガルサイズもあり地域によって異なる場合があります。
紙のサイズの簡単な覚え方
A判、B判ともに数字が記載されますが、その数字は1~10まであります。
その数字は、元のA0とB0を何度半分にしたかという回数を表す数字です。
そのため、数字の大きいものほど、紙としてのサイズは小さくなります。
どれかひとつサイズを知っておけば、その用紙サイズを半分もしくは倍にしていく計算で、他のサイズもほぼ算出できます。
使う頻度の高いA4(210ミリ×297ミリ)とB5(182ミリと257ミリ)を覚えておくと、半分にしたり倍にしたりするだけで、他の紙でもサイズを簡単に計算ができます。