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オフィスに設置するコピー機は、スペースに合ったものを選択することが重要です。
設置場所との兼ね合いや使い勝手を意識し、皆が快適に使えるコピー機を選びましょう。
使う人間の寸法や設置スペース周りの環境を考慮しておくとよりふさわしい機種を選ぶ手がかりになります。
人の寸法から最小の通路を理解しよう
コピー機のスペースを考える場合、人の寸法を念頭に置くことが重要です。
コピー機のスペースはコピー機単体で決まるものではなく、コピー機を操作する人間とのかかわりによって決まります。
人の寸法がどのようになっているのかを理解しておかなければ最適なコピー機スペースを知ることはできません。
基本となるサイズは肩幅です。
使いやすいコピー機のサイズは肩幅の1.5倍から2倍が目安になり、成人の肩幅は平均で36~40センチなので大体55~80センチ程度の幅のであれば、普段使いとして使いやすいコピー機といえるでしょう。
もちろん大型の用紙印刷に対応しているコピー機であればそれより大きいスペースが必要になりますが、業務上特に必要でないのならば大型のコピー機を選ぶメリットはありません。
高さに関しては、原稿をセットするガラス面が腰と胸の間の高さにくるのが理想で、具体的には100~120センチが目安になります。
業務用のコピー機ならたいていの機種はこの高さなので、どの機種を選んでもそれほど使いにくさを感じることはないでしょう。
奥行に関しては印刷可能な原稿サイズに依存します。
大きいサイズの印刷に対応しているほど奥行きが必要になりますが、あまり奥行きが広いコピー機だと原稿カバーをあげづらくなってしまいます。
小さいサイズで50センチ、大きいサイズだと75センチくらいになりますが、
原稿カバーが二つ折り出来るタイプだとカバーも上げやすく手が短くても使いやすいでしょう。
コピー機の寸法を選ぶ時に気を付けたい事
コピー機選びで重要なのが設置予定のスペースとの兼ね合いです。
コピー機は設置すれば終わりというものではなく、印刷した用紙が排出される原稿受けのスペースが必要になります。
隙間なくきっちりとした状態でコピー機を設置してしまうと原稿受けを伸ばすことができなくなり、せっかくのコピー機を使うことができません。
コピー機を選ぶときは単純な寸法だけで判断せず、本体のどちら側に印刷された用紙が排出されるのかにも注意しましょう。
同時にメンテナンスハッチの位置にも注意が必要です。
メンテナンスハッチが壁にふさがれるようなスペースにコピー機を設置してしまうと、
点検のたびにコピー機を移動させる羽目になり非常に手間取ります。
原稿受けメンテナンスハッチが無い面であっても、排熱のためにスリットが設けられていることがあります。
スリットをふさいで十分な排熱ができないと故障の原因になりかねません。
基本的にはあまりきっちりとしたスペースに設置することは避け、周囲に余裕のあるスペースに設置してください。
まとめ
コピー機は設置するスペースや使い勝手に合わせて最適の機種を選ばなくてはいけません。
実際に使用するスペースよりも多少小さめで余裕のあるコピー機を選ぶのが基本です。
複数の人が使う場合は人によって使い勝手も変わってきますから、なるべく多くの人が使いやすいと感じるであろうサイズのコピー機を選択しましょう。