2024.03.22

コピー機のフィニッシャー機能を活用して作業効率をアップしよう

目次

コピー機には便利な機能がありますが、文字通り印刷を終わらせる処理を行なう「フィニッシャー」というものがあります。
フィニッシャーには大きく分けて「インナーフィニッシャー」と「サドルフィニッシャー」の2種類があり、それぞれ機能や付けられるコピー機が限られています。

コピー機のフィニッシャーとは

コピー機のフィニッシャーは、ホッチキス留めや穴あけパンチ、三つ折りや中綴じ、中折りなどの紙折り、カバーシート付けなど、印刷後に行う作業を自動で行ってくれる機能です。

例えば、大量の書類がある場合、これらの作業を手作業で行うとかなり時間が取られますが、
それをコピー機のフィニッシャー機能が自動で行ってくれることで、短時間で処理ができます。

このようにフィニッシャーがあるかないかで作業効率も大きく変わってくるので、近年ではこの機能を活用する企業も増えてきています。

フィニッシャーは主に2種類あり、比較的安価で排紙口部分に設置するタイプのインナーフィニッシャーと、コピー機の横に外付けするタイプの高性能なサドルフィニッシャーがあります。

インナーフィニッシャー

インナーフィニッシャーは、コピー機本体内部の排紙口にオプションとして取り付けられるフィニッシャーのことです。
利用できるのはステープル機能(ホチキス留め)になります。

比較的規模の大きい企業では、コピーした資料をホチキスで留めて準備する作業も大きな手間になりますし、ある程度の厚みでも機械的に針を打ち込むので、人的作業でのホチキスの打ち損じ、手にかかる負担などをなくしてくれます。

その為、こうした印刷枚数が多い企業では印刷後の処理による時間のロスを、このフィニッシャーを導入することで効率化を図っているのです。

インナーフィニッシャーは紙の排出口に直接取り付けるため、コピー機本来のスペースを超えることがなく、
折り加工や製本等、複雑な加工が必要ではない事務所では、省スペースがとても魅力的です。

サドルフィニッシャー

サドルフィニッシャーは、インナーフィニッシャーよりもさらに進化した機能で、外付けで取り付ける大型のフィニッシャーです。

ホチキス留めに加え、コピー用紙を折ってから排紙する「中とじ」や「中折り」などの製本機能が使え、
プレゼン用の提案資料や小冊子など、簡単な製本をするのに非常に便利な機能です。

さらに「パンチユニット」を取り付けることで、パンチ穴を開けてから排紙したりできます。

ただし、外付けで設置するため、スペース的にコピー機の半分程度の横幅のスペースがとられてしまうのがデメリットとしてあります。

まとめ

インナーフィニッシャー、サドルフィニッシャーは、全てのコピー機に取り付けられるわけではありません。

その為、コピー機を導入後にフィニッシャーを導入できないこともあります。
また、フィニッシャーは個人でパーツやユニットを買ってきて後付できるものでもありません。

つまりコピー機導入時点で、そのコピー機にどこまでの作業をさせるのかを明確にしておく必要がありますので、
コピー機メーカーや代理店等、専門の業者から購入するのが最も安全です。

スペースの事や必要な機能、そして将来必要になる機能等じっくり相談して購入するほうがよいでしょう。
もちろんコピー機ドットコムでもご相談可能なのでお気軽にお問合せください。