2019.12.09

業務用コピー機の処分方法は?処分する際の注意点も知っておこう!

目次

業務用コピー機を所有している際、悩みの種となるのがコピー機が不用になった場合の処分方法です。

コピー機はその大きさから簡単に処分できるものではないので、どのように処分していいのか困っている人も少なくはないでしょう。

今回は、コピー機の処分方法と、処分する際に注意したいことなどについて、詳しく解説します。

まずコピー機を入手した方法を確認しよう

コピー機を処分する際、まず最初にやるべきことは、コピー機を入手したときにどのような方法で入手したかを確認することです。

会社などに業務用コピー機を置く場合、その入手方法は主に「リース」「レンタル」「購入」の3つに分けられます。

そして、コピー機は入手方法によって処分する方法も異なるのが特徴です。

一般的な会社でもっとも多いとされるのがリースによるコピー機設置です。

リースは、専門のリース会社と契約することによってコピー機の設置が可能になり、契約期間満了まで定期的なメンテナンスを受けつつコピー機を利用するという形式です。

リースと似たような形式のレンタルは、必要なタイミングと期間でコピー機を借りることができるシステムで、レンタルにかかる費用は経費扱いにできるため、事務所移転の多い業種に向いています。

コピー機を購入をした場合は、購入した時点で会社の所有物なので、粗大ごみに出すなど自身の判断で処分しても問題はありません。

しかし、リース・レンタルの場合、コピー機はリース会社・レンタル会社のものなので、不用となった場合は各会社に連絡をして返却する必要があります。

どうやって処分する?コピー機の処分方法

コピー機を会社や個人で購入した場合、購入した時点で自身の所有物となるため、処分する際も自身の責任で処分しなければいけません。

では、コピー機を処分する場合、どのような方法があるのでしょうか。

次より、コピー機を処分する5つの方法を詳しく解説します。

粗大ごみとして自治体に出す

購入したコピー機の処分をする際、会社で購入したのか・個人名義で購入したのかという点、あるいは、会社の経理上の処理が必要か、そうでないかという点を確認しなければいけません。

そのような細かい点によってコピー機の扱い方に若干の違いは出ますが、基本的に処分する方法に違いはありません。

購入したコピー機の処分方法で一般的なのは、粗大ゴミとして各自治体に出すことです。

コピー機はメーカーによって多少の違いはあるものの、基本的に大きく重たいものです。

そのため、どの自治体でも粗大ゴミの扱いとなりますが、プリンタークラスのものであれば、燃えないごみとして出すことが可能な場合もあります。

全国の市町村にある自治体は、ごみの捨て方に若干の違いがあるので、自治体の相談窓口に連絡をしてコピー機はどのように処分すればいいのか相談してみるといいでしょう。

リサイクル業者に買い取りを依頼する

業務用コピー機を処分する理由は、所有しているコピー機が故障して使えなくなったという理由以外に、新たにコピー機を購入した場合もあります。

しかし、不用になったものとはいえ、故障もせずにまだ使用可能なコピー機を粗大ごみとして捨ててしまうのは、もったいないと思っている人もいることでしょう。

その場合、リサイクル業者に引き取ってもらうという方法もあります。

リサイクル業者に依頼すると買取の扱いになるので、こちらが処分する費用を支払うのではなく、買取料をもらえるのがメリットです。

少しでも高い金額で買い取ってもらうためには、掃除やメンテナンスをしてコピー機の状態をよくすることです。

あまりにも古いもの・目立つ傷や汚れがあり劣化が激しいものは、買取の対象外になることもあります。

コピー機が大きくて重たい場合は、リサイクル業者の店頭に運ぶことが困難なので、出張買取を利用すると便利です。

不用品回収業者に引き取ってもらう

リサイクル業者に処分を依頼して買取対象外となったコピー機でも、不用品回収業者なら引き取ってくれる可能性があります。

不用品回収業者は、無料で引き取ってくれるところ・費用が必要なところ・コピー機の状態によって買い取ってくれるところなど、さまざまな種類があります。

買取する際の査定も有料・無料とさまざまなので、事前に確認することが大事です。

回収の際に回収運搬費用を取るところもあるので、近くの業者を探して依頼するのがいいでしょう。

オークションやフリマサイトで売却する

インターネットが普及してから飛躍的に広まったのが、ネットを利用しての売買です。

今ではネットオークションやフリーマーケット形式のサイトやアプリなどを、多くの人が手軽に利用しています。

ネットオークションやフリマサイト・アプリは個人間でやり取りされることが多いので、業務用コピー機のような法人で使用する大型の機器は個人での買い手は、なかなか見つかりにくいかもしれません。

しかし、小型のコピー機であれば個人で買い取りしたいという人もいることでしょう。

これらのサイト・アプリは多額での買取が成立する可能性があるという点が魅力ですが、必ず多額で売れる・買い手が見つかるという保証はないので、時間に余裕がある人は試してみるといいかもしれません。

これらのサイト・アプリを利用する際は、コピー機の写真を多く載せる・スペックを細かく記載することです。

情報が多ければそれだけ買い手から信頼されて多くの買い手が名乗り出ることでしょう。

また、個人間でのやり取りなので、売買成立したあとの支払いでトラブルがないように注意しなければいけません。

メーカーに回収を依頼する

コピー機のメーカーによっては、不用になったコピー機の回収を受け付けているところもあります。

メーカーに依頼する際のメリットは、コピー機に記録されたデータの消去も行ってくれるところもあるという点です。

また、コピー機以外にシュレッダー・トナー・プロジェクターなども処分したい場合は、同じメーカーのものであればメーカーが回収してくれます。

ただし、回収およびデータ消去は有料なので、回収するのに費用がかかることがデメリットといえるでしょう。

回収してほしい場合は、各メーカーの担当窓口に連絡をして、回収してほしいことを伝えればメーカーが実施してくれます。

コピー機を処分するときに注意したいこと

コピー機を処分する際、注意しなければいけないことがあります。
次より、コピー機の処分で気をつけるべきことを2つ解説します。

初期化してデータを消去しておく

コピー機を処分する前にやるべきことは、コピー機に記録されたデータをすべて消しておくことです。

コピー機はただ印刷などを行う機器なので、パソコンなどと違ってデータを気にしても意味がないと思っている人もいることでしょう。

しかし、記録されたデータをそのままにして処分すると、怪しい業者を経由してそのデータが悪用される可能性もあるのです。

そのようなトラブルを回避するために、コピー機に残された内部メモリ・履歴はすべて消す必要があります。

データを消す簡単な方法は、コピー機を初期化することです。
初期化の方法がわからない場合は説明書で確認する・メーカー窓口に相談するなどしましょう。

違法な不用品回収業者に注意する

コピー機を処分する際に不用品回収業者の利用を選んだ場合、注意しなければいけません。

不用品回収業者のなかには許可証を持っていない違法な業者・相場以上の値段を提示するところもいます。

業務用コピー機は産業廃棄物の扱いとなるため、利用する業者が「産業廃棄物収集運搬許可証」という許可証を取得しているか、確認しましょう。

また、事前に処分費用の見積もりをしっかりと取ってくれるか、確認することも大事です。

コピー機は入手方法に合わせて適切に処分しよう!

コピー機は、どのような方法で入手したかという入手方法の種類によって、処分する方法も異なることが特徴です。

リース・レンタル会社経由で設置していたコピー機を間違って勝手に処分した場合、決して安くはない損害費用を支払う羽目になります。

この記事で挙げた処分方法の種類・注意点を参考にして、スムーズに処分を行いましょう。