目次
コピー機で印刷できなくなってしまったというときにはどんな対処をしたら良いのかと悩んでしまうことが多いでしょう。
原因には様々なものが考えられ、それに応じた対処法が異なっています。
業者に修理を依頼する前に自分で直せる場合もあるので、コピー機で印刷ができなくなったときの原因と対処法についてシチュエーション別に理解しておきましょう。
コピー機で印刷できないときにまず点検すべき項目
コピー機で印刷できないときには自分で可能な範囲で点検してみるのが大切です。
まず、コピー機の電源が入っているかどうかを確認しましょう。
電源ボタンを押した場合でもコンセントにプラグが差し込まれていなくて電源が入っていないこともあります。
次に、コピー機とパソコンなどの端末が正しく接続荒れているかをチェックしてみましょう。
USBなどのケーブルで接続する場合もあれば、LANなどで無線接続する場合もあります。
接続ができていてコピー機が認識されているかを調べるのが大切です。
また、パソコンで複数のソフトを起動している場合には不要なものを閉じてみるのも効果的です。
プリンタードライバー以外のソフトが同時に起動しているとコピー機の動作が不安定になることがあるからです。
一方、コピー機本体の方の点検項目として、用紙が入っているか、トナーが切れていないかという点が挙げられます。
本体でもパソコンからでも確認できるので点検してみましょう。
コピー機に問題がある場合の原因と対処法
コピー機で印刷できないときにはコピー機本体に問題がある場合があります。その原因と対処法について詳しくみていきましょう。
原因
コピー機に問題がある場合にはエラーが出ていることがよくあります。
典型的なエラーの原因として挙げられるのが紙詰まりが起こってしまっている、トナーや用紙が切れてしまっているというものです。
紙詰まりははがきなどの特殊サイズの紙で印刷するときに上下や表裏を間違えてセットしたときや大量に印刷したときによく起こります。
また、その用紙での印刷用に設定をしていなかったために発生することもあります。
コピー機に問題が発生するケースとして電源プラグを抜いたまま1週間以上放置した場合も挙げられます。
プラグは差し込まれたままになっていたとしても2週間以上印刷をしていなかった場合にも問題が発生しがちです。
また、コピー機の電源が入っているときに電源プラグを抜いたり、停電が起こってしまったりしたときにも故障するリスクがあります。
対処法
コピー機に問題がある場合にはまずどのようなエラー表示が出ているかを確認するのが大切です。
エラーコードしか表示されていなくて対処法がわからない場合もありますが、説明書を見ればどんなエラーで何をすべきかはわかります。
メーカーの公式ホームページで製品名や品番からエラーコードの内容が調べられて、具体的な対処法も詳しく説明されているので利用すると良いでしょう。
エラーの表示内容によっては自分で対処できることも、業者に修理や部品交換を依頼する必要がある場合もあります。
一方、紙詰まりや故障を防ぐためには日頃からの対策も必要です。
特殊サイズの用紙を使用するときには紙の厚みやサイズについて正しく設定して印刷するようにしましょう。
メーカーや機種によって給紙方向や印刷面も異なるので説明書で確認してから使うのが大切です。
また、コピー機の電源を切るときは必ず電源ボタンを使い、電源プラグを直接抜かないようにしましょう。
コピー機とパソコンの接続に問題がある場合の原因と対処法
コピー機とパソコンなどの端末の接続に問題があって印刷できないこともあります。
この場合に考えられる原因と対処法について知っておきましょう。
原因
コピー機とパソコンの接続が問題の場合には有線接続か無線接続かによって考えられる原因が異なります。
USBや有線LANを使用しているときにはケーブルが抜けていたり、正しくケーブルの端子が挿入されていないのが原因のことがあります。
また、ケーブルが途中で断線していることもあり、重いものが乗っていたために断線していることもあるので注意しましょう。
コピー機とパソコンを無線LANやBluetoothなどでつないでいる場合には無線の通信状況に不具合が生じていると考えられます。
無線ルーターなどの中継器が機能していないのが原因のことが多いでしょう。
Bluetoothの場合は通信がオフになってしまっているのが原因のこともあります。
対処法
コピー機とパソコンの接続に問題があるときの対処法も有線か無線かで異なります。
有線接続をしている場合にはコピー機とパソコンをつないでいるケーブルを辿ってみてしっかりとつながっているかを確認しましょう。
きちんと端子を挿入したつもりでも奥まで押し込まれていないこともあります。
また、USB接続の場合には長期間使い続けていると認識不良になることもあるので、他のポートに挿入してみるのも対策です。
LANケーブルで接続している場合にはハブとの接続状況も確認しておきましょう。
コピー機とパソコンを無線でつないでいる場合にはモデムや回線終端装置、無線ルーターの動作状況を確認するのがまず必要です。
不具合がある場合には再起動するだけでも改善されることがよくあります。
次に、コピー機が無線に接続されているかどうかを確認しましょう。
無線接続ができていない場合にもコピー機やルーターを再起動すれば大抵は接続が回復されます。
無線LANやWi-Fiで接続しているときにはパソコンのネットワーク設定とコピー機の共有設定を確認して、利用できるようになっているかを調べるのも大切です。
パソコンの設定に問題がある場合の原因と対処法
パソコンの設定に問題があって印刷できないことも稀ではありません。
その原因と対処法について詳しく解説します。
原因
パソコンの設定に問題がある場合にはプリンターがオフラインになっているのが原因として考えられます。
プリンターの設定として「プリンターをオフラインにする」にチェックが入ってしまっているケースは多いのです。
また、使いたいコピー機が「通常使うプリンター」に設定されていなくて印刷できなかったり、他のプリンターで印刷されてしまっていたりする場合もあります。
一方、コピー機のIPアドレスが正しく設定されていないケースも少なくありません。
IPアドレスはネットワーク上における各機器の住所に相当するもので、初めて使用するときには設定する必要があります。
操作ミスなどでIPアドレスが書き換えられてしまうとパソコンはコピー機を識別できず、印刷不能になってしまいます。
対処法
パソコンの設定に問題がある場合の対処法は基本的には正しく設置し直すだけです。
プリンターがオフラインになっている場合には「コントロールパネル」の「デバイスとプリンター」を開き、印刷に使いたいコピー機を探しましょう。
そして、そのアイコンを右クリックすると印刷ジョブのポップアップが出てきます。
その画面にある「オフラインにする」のチェックを外せば使用可能です。
「通常使うプリンター」に設定されていない場合にも同じ画面内の「通常使うプリンターに設定」にチェックを入れるだけで使えるようになります。
IPアドレスについては自動取得の機能がついている場合がほとんどです。
正しく認識されていない場合には手動でIPアドレスを入力するか、一度コピー機の情報を削除して、再度プリンターの検索をかけてみるのが良いでしょう。
コピー機で印刷できないときはまず原因を特定しよう
コピー機で印刷できないときにも原因がわかれば自分で対策できることがよくあります。
コピー機本体、コピー機とパソコンの接続、パソコンの設定のうちのどれかに問題があるので一つずつ丁寧に確認してみましょう。
原因を特定できたらそれに応じた適切な対処をすれば印刷できるようになります。
自分では対応できない場合もあるので、不安があるときには無理はせずに業者に依頼しましょう。
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