目次
企業用のモノクロプリンターは様々な種類があり、
機能面や価格面を考慮するとどのようなモノクロプリンターを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
この記事ではモノクロプリンターの種類やその特徴についてまとめました。
モノクロプリンター選びに失敗しないための選び方も掲載していますので、
これから購入を考えている人はぜひ参考にして下さい。
モノクロプリンターの基礎知識
この段落ではモノクロプリンターの特徴と、カラープリンターとの違いについてまとめています。
まずはどのような特徴と違いがあるのかをしっかり理解して購入を検討しましょう。
モノクロプリンターの特徴
モノクロプリンターは、名前の通り基本的に白黒でしか印刷ができないプリンターのことです。
社内用の書類を印刷する時に白黒印刷しか使わない場合や、小規模オフィスなどで利用するのに適しています。
カラー印刷を必要とせず、白黒印刷を多めに行いたい時に適したプリンターだと言えるでしょう。
カラープリンターとの違い
モノクロプリンターは白黒インクのみを使用しています。
そのためインクやトナーを使用する量もカラープリンターより少なく済み、1枚当たりの印刷コストが低くなります。
さらに、2色インクだけで印刷するため複数の色で印刷するカラープリントより印刷スピードも速くなります。
プリンター自体の本体価格にも違いがあります。
モノクロプリンターはカラープリンターより安いケースが多く、手ごろな値段で購入することができるのです。
購入する時の初期費用や使用時のコスト面を考慮すると、モノクロプリンターはとても経済的だと言えるでしょう。
インクジェットとレーザーの違いは?
プリンターにはインクジェットとレーザーの2種類があります。
違いが分からないとどれを選べばいいのか迷ってしまいますが、
印刷する時にどんなことを重視するかによって選びやすくなるでしょう。
こちらでは、インクジェットプリンターとレーザープリンターの特徴と違いについてまとめました。
インクジェットプリンター
インクジェットプリンターは、インクを粒子化してプリンター用紙に直接噴きつけて印刷する仕組みのプリンターです。
インクを粒子化することによって解像度がレーザープリンターよりも4倍高くなります。
その為、写真などの画像をよく印刷する人に向いているプリンターだと言えるでしょう。
また、本体のサイズがコンパクトなタイプが多いので場所も取りません。
小規模オフィスなどでも場所を気にせずに設置することのできるプリンターなのです。
一方でインクジェットプリンターは顧客に渡すための資料作成にはあまり向いていません。
インクをプリンター用紙に直接噴きつけることからインクがにじみやすく、裏うつりもしやすくなるからです。
また、インクをこまめに交換したり、給紙の回数が増えたりと手間がかかる面もあります。
文書よりも画像を多く印刷し、鮮明さと解像度の細かさを重視する人におすすめのプリンターです。
レーザープリンター
レーザープリンターはドラムと呼ばれる筒状の感光体にトナーを噴きつけ、
それをプリンター用紙に押し付けることで印刷される仕組みのプリンターです。
トナーを通して印刷することで効率面がとても高くなり、
一つのトナーを使って印刷できる枚数がインクジェットプリンターと比較するとなんと25倍も多いのです。
さら大量文書の作成をしたい時も、文字を印刷する時のスピードが非常に速いためにすぐに終わることができます。
このような面を見ると文書作成に適したプリンターだと言えるでしょう。
一方でレーザープリンターはインクジェットプリンターよりも解像度が低くなるので、
写真などの画像印刷には向いていません。
また、本体が大きい機種が多く、消費電力も大きいのでスペースや消費電力について考慮する必要があります。
トナーや感光体は消耗品なので定期的な交換が必要ですが、これらの価格も高いことがほとんどです。
それでも普段から多くの文書を作成する人には、作業の効率アップが期待できるタイプだと言えるでしょう。
モノクロプリンターの選び方
自分の使用するモノクロプリンターを選ぶためには、チェックするべきポイントがいくつかあります。
こちらでは、プリンター選びに失敗しないためにきちんとチェックしておきたい項目についてまとめました。
ぜひ参考にして下さい。
印刷スピード
プリンター選びで重視したいポイントのひとつは印刷スピードです。
スピードの速さを判断するには、1分間に何枚印刷をすることが可能なのかが基準になります。
1分間に30枚の印刷ができる機種は最低限のスピードを満たしていると判断できます。
しかし、プリンターの中には1分間に100枚印刷可能なものもあるので、
自分が検討しているプリンターの印刷スピードはきちんと把握しておきましょう。
書類や資料作成の仕事が多くて印刷をする機会が多い企業の場合は、印刷スピードが速いものがぴったり。
効率的にプリンターを活用する為には、
自分が仕事で作成する資料を印刷するのにどれくらいの印刷スピードが必要なのかを事前に分かっておくことが大切です。
使用目的
自分に適したプリンターは使用目的によっても変わってきます。
例えばFAXを使用することが多い場合は出力前にディスプレイで確認できる機能を搭載しているものがいいでしょう。
出力前に確認するとこで送信ミスによるトラブルを防止したり、無駄なコストを削減したりすることができます。
プリンターによっては複合機やパソコンを使って確認できる機能を搭載したものもありますので、
そういったものを買うようにするのがベストでしょう。
また、プリンターにスキャン機能があると紙媒体ではなく電子データ化して保管することができます。
電子データ化にすることで書類を保管するスペースや保管の手間が大きく省けるためとても便利です。
細かい文字で記載されたボリュームの大きい書類を電子データ化する場合は、
スキャン機能の解像度の高さも必要になります。
FAXを多く使用する、資料の大規模な電子データ化を考えているなどの希望がある場合は、
使用目的に沿った機能が搭載されているプリンターを選びましょう。
運用のコストパフォーマンス
プリンターにかかる費用は本体価格だけではありません。
トナーやインク、印刷用紙などは消耗品ですので、定期的に交換するための費用が発生します。
プリンターを購入する時はこれらのコストに関してもあらかじめ考慮しておく必要があります。
さらに、1枚当たりの印刷コストがどれくらいになるのかも計算しておきましょう。
プリンターには両面印刷機能が搭載されているものもあり、
それを使用することで用紙の節約や補充回数を減らすことができます。
使いやすさ
プリンターの中には無線LANを搭載している機器も多いです。
無線LAN機能があるとUSBケーブルで他の機器とつなぐ必要がなくなり、
オフィス内の配線も必要最低限になりますので、すっきりするのはもちろん、
データの送付もしやすくなりますので効率面でも便利です。
ADFと呼ばれる自動原稿送り装置は、たくさんコピーしたい原稿がある時に大活躍します。
プリンターに順番に重ねてセットしておくと自動的に一枚ずつ読み込んでくれますので、
一度に大量に複写をする場合やスキャンしたい時にとてもおすすめです。
また、頻繁にコピーをするときは給紙がたくさんできる方がいいでしょう。
給紙トレイに給紙がたくさんできるタイプのプリンターは補充の手間が省けますので、
印刷中に補充で中断するような状態にもならず効率的です。
自社に合ったモノクロプリンターを選ぶために
モノクロプリンターは自分の使用目的や使用する頻度、付属機能によって選ぶと、
自分にぴったりのプリンターを選ぶことができてとても便利です。
様々な使用用途に対応できるプリンターが家電量販店やインターネットで購入することができますので、
ぜひこの記事を参考に自分の仕事を効率アップさせるようなプリンターを見つけて下さい。