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コピー機を使っている時にエラーコードが表示されて困ったことがある方もいるかもしれません。
エラーコードにはそれぞれ意味があり、どういう対処をしたらよいかも変わってきます。
印刷ができなくなると業務に支障が出てしまうので、
いざという時のためにエラーコードの意味を把握しておくとよいでしょう。
今回はコピー機のメーカーごとに、エラーコードが表示される原因とその対処法を解説していきます。
どのコピー機にも共通する2つの対処法
コピー機にエラーが表示された時、確認・実行することで解決できるかもしれない対処法が2つあります。
これから紹介する方法は、プリンターのメーカーに関わらず解決できる可能性があるので、困ったときはまず試してみてください。
用紙やトナーの残量が十分か確認
用紙やトナーが足りなくなると、エラーが表示され印刷ができなくなります。
特に注意したいのがトナー切れです。トナーの交換を忘れてしまうことは多いので、印刷できなくなった時はまずトナーの残量が十分か確認してください。
機種によってはトナーが少し残っている状態でも、空刷りを防ぐために印刷できなくなるものがあるので注意しましょう。
電源のON・OFFで復旧するか確認
コピー機の調子が悪くなった時、まず試してほしいのコピー機の再起動です。
主電源を一度落とすことで、不具合が直る可能性があります。
機種にもよりますが、本体のフロントパネルを開くと主電源が見えることが多いので確認してみてください。
フロントパネルを開いても主電源がない場合は、側面や背面に隠れていることがあります。
どうしても見つからない場合は取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせてみましょう。
シャープ製の場合
コピー機のエラーコードは、同じメーカーであっても機種によって変わる場合があります。
しかし、シャープのコピー機は代表的なエラーコードが決まっているので、知っておくと役立つものをいくつか紹介します。
H5-01(紙づまりのエラー)
「H5-01」は、紙詰まりを起こしている時のエラーコードです。
同じ箇所で5回紙詰まりが起こると、このエラーコードが表示されます。
「H5-01」が表示されたら、まずは紙詰まりを起こしている場所がないかチェックしてください。
コピー機の側面やカセット部など、開けられる場所を全てチェックし、紙詰まりを起こしていたら綺麗に取り除きましょう。
その後は一度主電源を落とし、再起動させてください。
これらの手順を行えば復旧する可能性があります。
ただし、一時的に復旧するだけで今後も紙詰まりが起こる可能性があるので、
頻繁にこのエラーコードが表示されるようなら一度修理サービスなどに連絡し、点検してもらったほうがよいでしょう。
L4-06(転写ユニットのエラー)
転写ユニットに問題が起こった時、表示されるのが「L4-06」です。紙詰まりと同様によくあるエラーで、
一次転写ユニットが動作しなかった場合などに起こります。
ユニットの接続不良で起こる場合があるので、ユニットを抜き差しすることで改善できるかもしれません。
また、センサーを掃除することで復旧する可能性もありますが、
短いスパンで何度もエラーが起こる場合は、劣化したパーツの交換が必要になるケースもあります。
F2-XX(トナーに関するエラー)
トナーに問題が起こった時に表示されるのが、F2-から始まるエラーコードです。
こういったエラーコードが表示された時は、再起動で復旧する可能性があるので、
まずは一度主電源を落としてみてください。
表示されるコードによって、何色のトナーに問題が起きているのかが変わるので、
以下を参照して該当する色のトナーを交換することで復旧するかもしれません。
それでも問題が改善しない時は、メーカーに問い合わせたほうがよいでしょう。
シャープ製のトナーに関するエラー一覧
- F2-64 ブラックトナー補給動作トラブル
- F2-65 シアントナー補給動作トラブル
- F2-66 マゼンダトナー補給動作トラブル
- F2-67 イエロートナー補給動作トラブル
- F2-70 不適切ブラックトナー検知
- F2-71 不適切シアントナー検知
- F2-72 不適切マゼンダトナー検知
- F2-73 不適切イエロートナー検知
C4-XX(内部パーツのエラー)
C4-00、C4-02など、C4-から始まるエラーコードが表示されると、シャープ製のコピー機は完全に動作しなくなります。
転写ユニットに帯電させる役割を持つ、PTCユニットという部品に問題が発生していることを示すエラーコードです。
電源を再起動させることで復旧する場合もありますが、復旧しない時はサービスマンに出動してもらわなければなりません。
PTCユニットはそれほど高いパーツではないので、問題があった時は交換することをおすすめします。
キヤノン製の場合
キャノン製のコピー機を使っていると、「#」から始まるエラーコードやメッセージが本体のディスプレイに表示されることがあります。
では、それらが何を表しているのかを詳しく見ていきましょう。
「#XXX」のエラーコード
「#」と3桁の数字からなるエラーコードが、通信管理レポートやジョブ履歴に記録される場合があります。
これは、ファックスや印刷の送受信に不具合があったことを表しています。
エラーコードは、キャノンの公式ホームページから調べることが可能です。
キャノンのホームページにアクセスし、使用しているコピー機のページを開きます。
ページの下の方にあるオンラインマニュアルをクリックし、製品一覧の中から使っているコピー機を選び、最新のユーザーズガイドを開いてください。
「よくある質問」という項目があるので、そこの「#ではじまるエラーコードが表示された」をクリックすれば、
エラーコードの一覧を見ることができます。
各種エラーメッセージ
エラーメッセージも、「#」から始まるエラーコードと同じようにホームページから調べることが可能です。
キャノンのホームページにアクセスし、使っているコピー機のページを開いてください。
ページ下にあるオンラインマニュアルをクリックし、使用している製品を選択してからユーザーズガイドを開きます。
「よくある質問」の中にある「メッセージが表示された」をクリックすれば、五十音順で色々なメッセージが出てくるので、対処法を確認してみてください。
富士ゼロックス製の場合
富士ゼロックス製のコピー機を使っている場合は少し注意が必要です。
キャノン製やシャープ製のようにエラーコードが統一されておらず、製品ごとに異なります。
表示されたエラーコードの意味が分からない時は、ホームページに検索ページがあるので、そこに製品の型番とエラーコードを入力し調べてみましょう。
コニカミノルタ製の場合
コニカミノルタ製のコピー機は、エラーが発生した場合ガイダンスが表示されるので、それに従えば復旧可能です。
ただし、サービスコールの画面が出た場合は、自分で復旧するのは難しいため専門業者に連絡する必要があります。
では、表示された内容によってどういった処理をすればよいのかを詳しく見ていきましょう。
「トラブルが発生しました。」というエラーメッセージ
「トラブルが発生しました。」というメッセージは、コピー機にトラブルが起こった時に表示されるものです。
メッセージと共にガイダンスも表示されるので、その手順に従って操作すれば復旧できる可能性は高いです。
もし指示通り進めてもコピー機が正常に戻らない場合は、サービス実施店にトラブルコードを伝え対処してもらいましょう。
「サービスに連絡してください。 C-XXXX」というエラーメッセージ
「サービスに連絡してください。 C-XXXX」というメッセージが表示される場合があります。
これはユーザー自身で対処できない問題が発生しているということなので、画面に表示された連絡先に「C-」から始まるレポートコードを連絡してください。
「ヘルプボタンで限定使用できます」というメッセージが表示されている場合は、コピー機を限定使用できます。
ヘルプボタンを押し画面の指示に従えば、問題が発生した箇所を使わずに一時的にコピー機を使用できるので試してみましょう。
コピー機にエラーが表示されて困ったときは?
今回は各メーカーのエラーコードに関して解説しました。
それぞれの対処法も紹介したので、トラブルがあった時はぜひ参考にしてください。
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