2024.12.10

A3サイズの印刷ができる複合機が欲しい!選ぶ際のポイントは?

目次

a3サイズのプリントができる複合機を探している企業も多いかもしれません。

a3プリントにこだわって複合機を探すためには、どのような点にこだわれば良いのでしょうか。

本記事では株式会社ビジョンを利用してa3複合機を、
リースすることを前提としたa3複合機の選び方やインクジェット方式や、
レーザー方式などの印刷方式の違いについても紹介します。

1.a3対応が必要なのはどんなとき?

一般的によく利用される文書のサイズは、a4サイズです。

特に家庭用プリンターではa4サイズまでプリントできれば、機能的には問題ないでしょう。

しかし、企業が複合機を導入する場合には、そうはいきません。
a3をプリントする機会が多いからです。企業で扱う文書の図面やチラシなどはa3であることが多いのです。

特に製造業の工場や建築業界、不動産業界、製造業などの企業では図面を扱うことが多いため、
a3に対応した複合機のニーズが高い傾向です。

a3対応の複合機が必要となるのは、

  • a4サイズよりも大きいサイズの書類を印刷する
  • ファックスの送受信、コピー、スキャンする

上記の場合です。
a4よりも大きいサイズである、b4などのサイズをプリントするときにもa3対応の複合機が必要です。
なお、b5サイズやa4サイズの書籍などを見開きで複写するときもa3対応の複合機の準備が必要です。

a3対応でないと困る業種は?

では、どのような企業がa3対応複合機を必要とするのでしょうか。

建築業界

最初に挙げられるのが「建築業界」です。
この業界では、平面図や配置図・案内図などのサイズがa3です。

建築業界では、国土交通省官庁営繕部および地方整備局等営繕部により、
図面として使用する用紙のサイズはa1またはa3であることが定められています。

製造業

次に挙げられるのが「製造業」です。

機構図面や電気回路図などの各種設計図がa3サイズです。

製造業の場合は、設計図の他にも作業用のフローチャートや在庫確認シート、
スケジュール管理ドキュメントなどがa3サイズの文書であることが多いです。

不動産業界

不動産で扱う間取図面などはa3が標準です。
最近では塾などに代表される「文教関連」の分野でも、テスト問題をプリントしたり、
教材をプリントしたりする際にはa3サイズが多くなりました。

この他、「店舗」で扱うチラシやPOPなどもa3サイズであることが多い傾向です。
また、店舗で扱うチラシやPOPは、カラー印刷が必要です。

複合機にとって、a3が必要となる場合は、コピーができることはもちろんのこと、
パソコンからのa3サイズでのプリント機能や、スキャン機能、ファックス機能などが求められます。

a3サイズ対応の複合機は2種類

複合機には、インクジェット方式とレーザー方式の2種類の複合機があります。
それぞれ、どのような特色があるのか紹介します。

インクジェット方式

インクジェット方式は、インクを直接紙に吹き付けるタイプの複合機です。

インクを吹き付ける方式やインクの種類はメーカーによりさまざまです。
ただし、インクに圧力を加えて微粒子に変化させることで紙に吹き付ける方式は各メーカー共通です。

インクジェット方式のプリンターは家庭用として普及しています。
本体価格が安いため、導入コストを抑えられ、消費電力が低いことが特色です。

インクジェット方式の複合機は、コピー機能やパソコンからのプリント機能、
FAX機能、スキャナ機能などが集約されているため、印刷量が少ない小規模オフィス向けです。

また、インクジェットタイプの複合機はインクカートリッジが小さいため、
印刷量が多い職場であると交換頻度が高い上、インクジェット専用の用紙も必要となるため、
ランニングコストが高く、印刷量の多い大きな企業での利用はおすすめできません。

レーザー方式

レーザー方式の場合は、ドラムと呼ばれている感光体に、一度印刷イメージをプリントしたのち、
ドラムを回転させながら紙に押し付けることで文字やカラーを表現します。

その仕組みは、スタンプのようなもので、インクの代わりにトナーと呼ばれる色材を使用します。

その特徴は、印刷スピードが速く、インクの目詰まりの心配もないため、メンテナンスフリーであることです。

専用の用紙も不要で、トナーの交換頻度も低いため、大きい図面を頻繁に印刷する企業向けで、
ランニングコストを抑えられます。長く使うほどコストメリットが受けられます。

文字の文書のプリントが多く、写真プリントやカラー印刷をあまりしない企業はレーザー式の複合機がおすすめです。
ただし、導入コストは高額なため、慎重に複合機を選びましょう。

それぞれの方式のメリットとデメリットは?

この項では、インクジェット方式とレーザー方式のメリットやデメリットを解説します。

インクジェット方式のメリット・デメリット

インクジェット方式のメリットについて紹介すると、繊細な画像の再現性が高いことが挙げられます。

特に写真などのプリントを得意としています。
6種類以上ものインクを組み合わせることで風景写真などもナチュラルな印刷が可能です。

比較的シンプルな機構のため、本体サイズが小さいこともメリットです。
印刷時には熱を発しませんので、消費電力も少なく電気代をおさえられます。

一方、デメリットについては、レーザー方式と比較すると印刷スピードが遅いです。
色の再現性は高いのですが、a3などの大きなサイズの印刷では、かなり長い時間待たされます。

普通紙を使用すると色がにじみやすいのもデメリットです。
そのため、きれいなプリントを求める場合は、インクジェット対応の専用用紙を用意しておく必要があります。
インクジェット方式は、インクカートリッジが小さいため、サイズが大きく、
たくさんのカラーを使用した写真画像などを頻繁に印刷した場合、インク代が高価になってしまうのもデメリットです。

4-2.レーザー方式のメリット・デメリット

次は、レーザー方式におけるメリットですが、この場合はドラムを利用して画像を直接印刷するため、
インクジェット方式と比較すると印刷スピードが速いという特色があります。

専用用紙でなくてもきれいに印刷できるため、印刷コストが安いのもメリットです。

レーザータイプのa3対応の複合機は本体価格が高いですが、リース契約をすることで、初期費用を抑えられ、
リース費用は経費として計上できるため節税にもなります。
トナーの交換頻度は低いため、メンテナンスの手間がかからないのもメリットです。

レーザー方式のデメリットは、本体代金や消耗品の価格が高価であることです。

しかし、このデメリットは、先に紹介したようにリース契約にてメリットに転じることも可能です。

インクジェットプリンターと比較すると色の表現力が落ちてしまうことも残念な点です。

写真やイラストなどの印刷は、インクジェット式を利用した方がよく、
文字中心やモノクロ印刷に関してはレーザー式がおすすめです。

また、印刷量が多い場合はレーザー式を利用した方が良いでしょう。
逆に印刷量が少ないオフィスの場合は保守費用が割高になるというデメリットもあります。

5.オフィスで使ううえで重視したいポイントは?

オフィスで使用するということを考慮した場合、重要なチェックポイントがいくつかあります。

複合機を選ぶ際には、耐久性が高い業務用複合機を採用すると良いでしょう。
印刷可能枚数が少ない家庭用複合機を業務用として選ぶと、修理や買い替えの頻度が高まり、
割高になってしまうことが多いのです。

複合機を選ぶ際には、月間における印刷量を考慮しましょう。

印刷スピードが早い複合機を選んだ場合は、作業効率は上がりますが印刷スピードが早い複合機は価格が高い傾向です。

長い期間で見たコスト意識を持つことが大切です。

自社の月間プリント枚数に見合う機種を選ぶことで無駄なコストが発生しなくなります。
なお、保守契約を結ぶ場合も月間プリント枚数に合わせる必要があります。

6.業務用複合機はa3対応機種の選択肢が豊富

業務用複合機は、a3対応が一般化されているため、複合機の選択肢の幅も広がりました。

紹介したように、複合機の種類にはインクジェット式とレーザー式があり、それぞれ、メリットとデメリットがあります。
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