コピー機・複合機のお役立ち情報
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複合機を起動する時や印刷をしている時、普段とは違う明らかにおかしな音が発生することはないでしょうか。そんな時は複合機のおかしな音を無視していると、さらに異音が大きくなるなど悪化して複合機そのものが壊れてしまう可能性もあります。そこでここでは、一般的に考えられる異音が発生する原因とその対処法を紹介します。
まずは複合機で生じる異音の原因と対処法を紹介します。簡単に直せるものならわざわざ業者に依頼する必要が無いので、異音と対処法を把握し、素人が修理しても問題ない音なら自分で直して異音を解決しましょう。
良くある複合機の異音が給紙トレイや印刷部分の紙詰まりが原因の異音です。「グシャ」と紙が潰れるような音だったり、紙が絡まって「ガガガ」「ギギギ」というような嫌な音がする場合、紙を入れすぎたり、紙がずれていたりして紙詰まりが発生した可能性が考えられます。この音の原因は直前の紙詰まりなので、印刷をした直後に「グシャ」という音が聞こえ、その後に衝突音のような「ガガガ」という音が聞こえるようになるのが一般的です。この場合は詰まっている紙を取り除き、トレイに入っている紙の量を通常の量にすればすぐに異音を解決することができます。また、この際トレイの奥の方のトレイと本体の間に紙が挟まっている可能性もあるので、紙詰まりを起こしている場所が見当たらない場合はここもしっかりチェックしましょう。
ただし、「グシャ」という音がするだけなら自力で紙詰まりを解決しても問題ありませんが、「ガガガ」「ギギギ」という音がする場合は自力では対処しないようにしましょう。この場合は、紙を本体に送る部品が動作不良を起こして異音が発生している状態であり、除去に失敗してしまうと複合機そのものが壊れてしまうというリスクを伴います。そのため、プロである業者に依頼した方が無難です。
また、近いうちに一度紙詰まりを起こして、数日程度しか経っていないのに紙詰まりをまた起こした場合も注意しましょう。この場合、紙詰まりを取り除く際に紙の切れ端が残ってしまい、新しい紙がぶつかって異音が発生している可能性があります。切れ端を取り除かなければいけませんが、小さい切れ端を取り除くのは難しいうえに、勝手にいじって複合機を壊す可能性もあるので業者に依頼すべきです。
「ガリガリ」と大きな異音がする場合はトナーが原因である可能性が高いです。トナーは粉状であり、これを使って印刷を行いますが、長期間保管している場合だとカートリッジの中でトナーが固まってしまうことがあります。そうすると、機械がトナーを混ぜようとしても硬すぎて混ぜることができず、「ガリガリ」という音が発生してしまいます。そのため、この場合は一度トナーカートリッジを出して軽く振り、固まりを崩して再度セットすると解決できることが多いです。この際、カートリッジの出口に触れてしまうと中に入っている粉が散らばってしまう可能性があります。そのため、カートリッジを振る時はゆっくり振るようにしましょう。
ただし、カートリッジを振っても固まりを崩せないこともあります。そんな時は同じ色の違うカートリッジをセットしてみると良いでしょう。また、企業の中にはインク代の節約のためにメーカーの純正トナー以外のものを使用しているケースも多いです。やはり非純正トナーはトラブルに繋がりやすく、異音が出るケースも多いことから、非純正トナーを使っている場合はそのトナーが使用している複合機に対応しているか確認しましょう。
また、異音がするというだけで焦ってしまう人も少なくありません。しかし、「ウィーン」という音が聞こえる場合はこれは異音ではなく、トナーを機械に入れている時の音なのでトラブルと勘違いしないようにしましょう。それに加え、トナーの交換表示が出ていることに気づけないケースも多々あります。この場合は指示通りにトナーを交換すれば異音を解決できるので、交換表示など複合機の表示を見逃さないようにしましょう。しかし、指示通りに操作をしても異音が解決できないなら業者に依頼すべきです。
「ガタガタ」と音がする場合は複合機が不安定な状態である可能性が高いです。基本的に複合機は水平な場所に置くことを前提に作られており、段差の上に一部の脚が乗っていたり、そもそも床が斜めの状態だったりすると適切に動作しないことがあります。この場合は平らな場所に移動させることで解決することが可能です。複合機の中にはアジャスターが付いているものもあり、この場合は微調整をするだけで良く、移動の手間が省けます。
複合機の異音の原因として良くあるケースを紹介しましたが、これ以外の音が発生していたり、正しく動作はしないもののチェックをしてみてもパッと見問題なさそうだったりすることもあるでしょう。このように原因がわからず、異音が続く場合は下手にいじらずにそのままの状態で業者に依頼する方が無難です。
「カチカチ」など明らかに紙以外の異音が聞こえる場合、機械内部にトラブルが発生している可能性が高いです。この際、無理に複合機を使い続けてしまうとさらに部品が痛むなどして修理の手間も増えてしまいます。そのため、異音が聞こえてきて自分で解決できそうにない場合はなるべく早く業者に点検を依頼しましょう。万が一パーツのすべりが悪くなっているなどと気づいた場合も勝手に注油などをしてはいけません。油が内部の部品についてしまうと、印刷物に汚れが付いてしまうだけでなく、部品を丸ごと交換しなければいけなくなってしまう可能性もあります。そのため、注油などの作業は専門の業者に必ず依頼しましょう。
修理を依頼する前には、複合機の異常についてできる限り業者に詳しく伝えることで修理がよりスムーズに進みます。そこで、修理依頼をする前にチェックしておくべきポイントを確認しておきましょう。まずチェックするのは「異音がいつからするか」です。何日前、何時間前だけでなく、どんな作業をした後から鳴り始めたかという点もできる限り伝えましょう。
次に大切なのが、「どんな動作をした時に異音がするか」です。異音は特定の動作をした時にしかしないことが多いので、その情報を伝えることによって業者が異音の原因を特定しやすくなります。また、異音がどの辺りから鳴っているかがわかる場合はそれも伝えましょう。
複合機を職場に置く場合、複合機本体を購入する方法と、リース契約を結ぶという2種類の方法から選べます。そこでおすすめなのがリース契約です。リース契約だと、万が一複合機が故障した場合に保守契約を結んでいればリース会社が複合機の修理に対応してくれます。そのため、普段から印刷量が多いなど、トラブルが発生しやすい環境の場合はリース契約の方が安心と言えるでしょう。
それに、リース契約は1年単位など短期間なので色々な商品が試せますし、初期費用もそれほど高額にならないなどメリットも多いです。実際にリース契約で複合機をオフィスに設置している企業は多く、職場に機械に詳しい人がいないなどと言った場合は猶更リース契約だとトラブルにすぐに対処できて安心でしょう。
複合機の異音の原因は単純で、自分で解決できるケースも多いです。しかし、無理に修理しようとすると逆に異音が悪化してしまう可能性もあります。そのため、自力で解決出来そうに無い場合は無理をせずにすぐに業者に依頼しましょう。オフィスなど、多くのコピー機を取り扱うような場所だと、コピー機を購入するよりもリース契約を結んだ方がトラブルの対処が楽なうえに、買い替え時の費用も抑えることができます。したがって、大規模オフィスなどでたくさんコピー機を設置したり買い替えたりすることを考えているならリース契約を検討してみてください。