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再リースとは?
再リースとは、初期のリース契約が満了したあとに同一製品を再度リース契約するというもので、1年単位での契約更新により継続使用ができるようになります。
再リースする際の料金は、本体価格に対して年間22.8%取られていたリース料を12分の1、つまり1月分のリース料で1年間の再使用ができる契約内容になっている会社が多いため、使い慣れた製品を継続して利用していく選択をする会社も少なくありません。
ただしその場合中途解約することはできないので、契約満了まではリース製品を使い続けなければなりません。
コピー機のリース契約は一般的には3~7年の間で契約が交わされますが、多くの場合はその中間である5年での契約となっております。
実際に購入した場合でも減価償却によって差益が取れるようになるのが5年ほどなので、ちょうどよい契約期間とみなされています。
再リースが安価な理由
再リースがなぜこんなに安く出来るのかという理由は、既に初回リース契約満了の時点で本体価格や税金、保険料を上回る収益をリース会社が得ていることにあります。
つまり既に廃棄処分としてもなんの問題もないことから、契約料を格安にして使い続けてもらっても損になることはない、ということです。
具体的には一般的なリース料は年間で22.8%となっております。これを5年間続けると114%となり、契約満了時点で100万円の本体価格に対して14万円の差益が生じている計算になります。
再リースはそこからさらに使い続けてもらえることになるので、たとえ格安であったとしてもなんら問題がないということになります。
再リースのメリットとデメリット
再リースのメリット
再リースの最大のメリットはリース料金が大幅に下がることにあります。
また、使い慣れたコピー機を利用し続けることができることなどが挙げられます。
※リース料金が下がる代わりに保守料金が上がる場合もあります。
再リースのデメリット
デメリットとしては、5年以上使用することになるので、経年劣化もその分進み故障する可能性が高まることが挙げられます。
また、長期間にわたってコピー機を使用する場合には、更新されていくコンピュータのOSにコピー機が対応しなくなるといった事態が生じることもあります。
再リースには、こうしたデメリットがあることも認識しておくとよいでしょう。
再リース契約を結ぶ際の注意点
再リース契約を結ぶ際には、注意しなければならない点がいくつかあります。
再リース時の契約では、保守点検費用が据え置かれることが多いですが、5年も経てば同機種を再リースする方が保守点検費用が大きく値下がりしているため、同機種を再リースするのではなく、一旦リース契約を打ち切って再度リース契約を結ぶほうがコストが安く済む場合もあるのです。
そのため、再リース契約をすぐに結ぶのではなく、事前に情報収集をしっかりとしておくことが重要になってきます。
また、メーカーの補修部品の保有期限は7~8年となっているので、再リースの場合にはいざ修理をしようと思っても、
補修部品の在庫が無いために使用できないといった事態も発生するリスクがあります。
まとめ
再リースにはメリットとデメリットがあるので、新機種に切り替えるのがいいのか再リースにするか、個々のケースによって異なってきます。
コピー機の使用頻度があまり高くないのであれば、故障するリスクも少ないので再リースでも問題ないという事もありますが、壊れてから新しい物に変える時間や、故障しやすいコピー機を再リースするのは非効率という事で新しい物に切り替える人も多くいます。
また、5~6年前と比べて、保守料金(カウンター料金等、1枚印刷するのに取られる費用を含みます。)もかなり安くなっているので、トータルコストでみて再リースの手のひとつつして検討してみるのもよいでしょう。