目次
複合機・コピー機を使っていると、「紙詰まりです」という表示が出て作業が止まってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
紙詰まりは正しい手順で対処すれば数分で解消できますが、無理に紙を引き抜くと内部のローラーやセンサーを傷つけ、かえって故障の原因になることもあります。
この記事では、紙詰まりが起きる主な原因と、キヤノン・富士フイルム・シャープ・コニカミノルタ4メーカーの解除手順、予防のためのメンテナンス方法までを解説します。
この記事で分かること
- 複合機・コピー機で紙詰まりが起きる主な原因
- キヤノン・富士フイルム・シャープ・コニカミノルタ4メーカー別の紙詰まり解除手順
- 紙を無理に引き抜くことで起きる故障リスク
- 紙詰まりを予防するための用紙管理・清掃の方法
- 紙詰まりが頻発する場合に確認すべきこと
紙詰まりが起きる主な原因
紙詰まりは、コピー機ドットコムが2012年の運営開始以来、累計61,000台以上(2026年6月時点)の複合機・コピー機をメンテナンスしてきた中でも、特に問い合わせの多いトラブルの一つです。
主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 用紙が湿気を吸っている:用紙が湿気を吸うと紙同士が密着しやすくなり、複数枚がまとめて給紙されて詰まる原因になります。
- 用紙サイズ・種類の設定ミス:給紙トレイに設定した用紙サイズと、実際にセットした用紙のサイズが異なると、正しく給紙されず詰まりやすくなります。
- 給紙ローラーの摩耗・汚れ:用紙を送り出すローラーが摩耗したり紙粉で汚れたりすると、用紙を正しく送れなくなり紙詰まりが発生しやすくなります。
- 用紙の入れすぎ・さばき不足:トレイに用紙を入れすぎたり、セット前に用紙をさばかずに使用したりすると、紙同士が密着して詰まりの原因になります。
- 破れ・折れなど用紙自体の不良:用紙の端が破れていたり折れ目がついていたりすると、搬送中に引っかかり詰まりやすくなります。
メーカー別の紙詰まり解除手順
紙詰まりが発生すると、多くの複合機・コピー機は操作パネルに紙が詰まっている場所を図で表示します。
まずは表示された箇所を確認し、以下のメーカー別の手順に沿って対処しましょう。
キヤノン
キヤノンの複合機は、操作パネルに紙詰まりの発生箇所がランプまたは図で表示されます。
表示された箇所に応じて前カバーや給紙カセットを開け、詰まった用紙を両手でゆっくりと、用紙の搬送方向に沿って引き抜きます。
用紙が破れて機内に残った場合は、破片が残らないよう奥まで確認してから、カバーをしっかり閉じて完了です。
詳しい対処方法は機種によって異なるため、取扱説明書のトラブルシューティング項目もあわせてご確認ください。
キヤノンのコピー機一覧はこちら
富士フイルム
富士フイルムの複合機も、操作パネルに紙詰まりの発生箇所が図示されます。
表示に従って該当するカバーやユニットを開き、用紙を破らないよう搬送方向に沿ってゆっくり引き抜きます。
定着器周辺で詰まった場合は高温になっていることがあるため、無理に手を触れず、表示の指示に従って対処してください。
取り除いた後はカバーを確実に閉じ、表示が消えたことを確認しましょう。
富士フイルムのコピー機一覧はこちら
シャープ
シャープの複合機は、紙詰まりが発生すると画面に詰まり箇所と対処手順が案内されます。
案内に従って前カバーや両面搬送ユニットなどを開け、詰まった用紙を破らないように少しずつ引き抜きます。
用紙が見当たらない場合でも、給紙カセットの奥やローラー付近に小さな紙片が残っていないか確認しましょう。
最後にカバーを閉じ、画面の案内に沿って動作確認を行います。
シャープのコピー機一覧はこちら
コニカミノルタ
コニカミノルタの複合機も、操作パネルに紙詰まりの発生箇所がイラストで表示されます。
表示された箇所のカバーやユニットを開け、用紙を搬送方向に沿ってゆっくり引き抜きます。
無理に引っ張ると用紙が破れて機内に残ることがあるため、抵抗を感じたら一度手を止め、別の方向からも確認しながら取り除きましょう。
取り除いた後はカバーをしっかり閉じ、表示が消えることを確認してください。
コニカミノルタのコピー機一覧はこちら
いずれのメーカーでも、無理に用紙を引っ張る・工具を差し込むといった対処は、内部のローラーやセンサーを破損させる原因になります。
解消しない場合や紙詰まりが頻発する場合は、無理に自己対応を続けず、保守契約先やメーカーサポートに連絡しましょう。
紙詰まりを予防するメンテナンス方法
紙詰まりは、日頃のメンテナンスによってある程度予防できます。
用紙の保管方法:用紙は湿気を吸うと詰まりやすくなるため、開封後は湿気の少ない場所で保管し、使う分だけセットするようにしましょう。セット前に用紙をさばいて紙同士のくっつきを防ぐことも効果的です。
定期的な清掃:給紙ローラー周辺に紙粉やほこりがたまると、用紙を正しく送れなくなります。取扱説明書に従って、給紙カセットやローラー周辺を定期的に清掃しましょう。
保守契約の活用:保守契約を結んでいれば、ローラーなどの消耗品交換を定期的なメンテナンスの中で対応してもらえるため、紙詰まりの発生自体を減らせます。保守契約の内容については、コピーの保守契約の種類はこちらで詳しく解説しています。
紙詰まりに関するよくある質問
Q
紙詰まりが頻発する場合、故障の可能性はありますか?
Q
紙詰まりを取り除くときに注意することは何ですか?
Q
紙詰まりの予防に効果的な対策は何ですか?
まとめ
複合機・コピー機の紙詰まりは、湿気・用紙サイズの設定ミス・ローラーの摩耗など、身近な原因で起こります。
- 紙詰まりが起きたら、操作パネルの表示に従い、用紙を破らないよう搬送方向にゆっくり引き抜く
- メーカーによって解除手順の細部は異なるため、機種の取扱説明書もあわせて確認する
- 用紙の保管方法の見直し・定期清掃・保守契約の活用で、紙詰まりの発生自体を予防できる
紙詰まりが頻発する、解消しないといった場合は、無理に自己対応を続けず、コピー機ドットコムまでお気軽にご相談ください。
この記事の著者
コピー機ドットコム編集部
冨山栄二郎
冨山栄二郎
- 役 職
- テクニカルサポートユニット責任者
- 保有資格
- キヤノン Network Skill(ネットワークスキル認定)
- スタークルー制度(表彰・スキルアップ制度)
この記事が役に立ったらシェアをお願いします!
