目次
コピー用紙のサイズは、日本国内で標準的なJIS規格のA判・B判と、海外文書で使われるレター・リーガルサイズに大別されます。
日本のオフィスで最も使われる基準サイズはA4(210mm×297mm)であり、A判・B判はいずれもこの基準を軸に倍・半分の関係で構成されています。
本記事ではA0〜A7、B0〜B7、レター・リーガル・タブロイドまで、コピー用紙の全サイズの寸法・用途・拡大縮小倍率を一覧でまとめます。
- A0〜A7・B0〜B7の正確な寸法(mm/inch)と面積、主な用途
- A4(210×297mm)を基準にした、A判・B判サイズの倍・半分の関係
- 同じ番号ならB判の方がA判より大きいこと、混同しやすいポイント
- レター・リーガル・タブロイドなど海外規格とA判との違い
- A4→A3は141%など、コピー機の操作パネルで使う拡大・縮小倍率
A判サイズ(A0〜A7)とは?一覧と大きさ
A判は国際規格ISO 216(JIS P 0138)に準拠したサイズ体系で、最大のA0(841mm×1189mm、面積1.00㎡)を基準に、長辺を半分に折るごとにA1→A7と番号が上がり、面積も半分ずつ小さくなっていきます。
ISO 216とは、国際標準化機構(ISO)が定めた紙の寸法に関する国際規格です。
「A0の面積を1㎡とし、長辺を半分にするごとに番号を1つ増やす」という共通ルールで、世界各国の用紙サイズを統一しています。
日本のJIS規格(JIS P 0138)はこのISO 216のA判をそのまま採用しているため、A4をはじめとするA判サイズは日本国内・海外で共通です。
| サイズ | mm(短辺×長辺) | inch(目安) | 面積 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| A0 | 841×1189 | 33.1×46.8 | 1.00㎡ | 建築・土木の大型図面、展示会のポスター・パネル |
| A1 | 594×841 | 23.4×33.1 | 0.50㎡ | 屋外・屋内の大型ポスター、設計図面 |
| A2 | 420×594 | 16.5×23.4 | 0.25㎡ | 掲示用ポスター、カレンダー |
| A3 | 297×420 | 11.7×16.5 | 0.125㎡ | 設計・デザイン図面、選挙ポスター、A4資料の見開きコピー |
| A4 | 210×297 | 8.27×11.7 | 0.0625㎡ | ビジネス文書全般、レポート・企画書、行政への提出書類 |
| A5 | 148×210 | 5.83×8.27 | 0.03125㎡ | 各種説明書・マニュアル、チラシ |
| A6 | 105×148 | 4.13×5.83 | 0.0156㎡ | 文庫本、小冊子・ポストカード |
| A7 | 74×105 | 2.91×4.13 | 0.0078㎡ | メモ帳、小型カード類 |
A1サイズとは?大きさは何mmですか?
A1サイズは594mm×841mm(23.4×33.1インチ)で、A0の半分・A4の8倍の面積を持つ大判サイズです。
屋外・屋内の大型ポスターや設計図面など、遠くから見ても内容が伝わる大きさが必要な用途で使われます。
一般的なオフィスのコピー機・複合機はA3までの対応が主流で、A1サイズを印刷する場合は大判プリンター(プロッター)や印刷会社への外注が必要になる点に注意が必要です。
A1サイズの活用シーンや歴史的な背景、選び方についてさらに詳しく知りたい方は、A1サイズとは?大きさは594×841mm|A4の何倍か・活用法を解説もあわせてご覧ください。
A3サイズとは?A4との違いは?
A3サイズは297mm×420mm(11.7×16.5インチ)で、A4のちょうど2倍の面積を持ちます。A4を横に2枚並べた大きさに相当します。
設計・デザイン図面、選挙ポスター、A4資料を見開きでコピーする際などに使われます。オフィス向け複合機の多くはA3まで対応しており、A4資料を拡大して見せたい会議資料や、A4を2ページ分1枚に集約する見開き印刷でよく利用されます。
A4サイズとは?大きさ・用途は?
A4サイズは210mm×297mm(8.27×11.7インチ)で、日本のビジネス文書・報告書・契約書・行政提出書類など、あらゆる文書の標準サイズです。
国際規格ISO 216(JIS P 0138)に準拠しており、コピー機・プリンター・ファイル・封筒など文房具全般がA4を基準に設計されています。A3(A4の2倍)、A5(A4の半分)といった他のA判サイズも、すべてA4を基準とした倍・半分の関係で成り立っています。
A4とB5、どちらを使うべきか迷った際の使い分けについては、コピー用紙のサイズについて知っておこう!A4とB5などの違いや規格についてで詳しく解説しています。
B判サイズ(B0〜B7)とは?A判との違いは?
B判は日本独自のJIS規格で、最大のB0(1030mm×1456mm、面積1.50㎡)を基準に、A判と同じ倍半分の関係でB1〜B7と番号が上がります。同じ番号ならA判よりB判の方が面積が大きくなります(例:B4はA4より大きいです)。
JIS(日本産業規格)は、経済産業省が所管する日本国内の工業製品に関する標準規格です。B判についてはISO 216にも国際規格としてのBシリーズが存在しますが、ISO版のB0は面積1.414㎡(1000mm×1414mm)であるのに対し、日本のJIS版のB0は面積1.5㎡(1030mm×1456mm)と数値が異なります。これは、江戸時代に使われていた「美濃判」という日本の伝統的な和紙のサイズを基に、日本独自に規格化されたためです。そのため、パソコンの用紙設定などでは「B5」と「B5(JIS)」が別の選択肢として表示されることがあり、選び間違いに注意が必要です。
| サイズ | mm(短辺×長辺) | inch(目安) | 面積 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| B0 | 1030×1456 | 40.6×57.3 | 1.50㎡ | 大型ポスター、展示パネル |
| B1 | 728×1030 | 28.7×40.6 | 0.75㎡ | 掲示物、大型図面 |
| B2 | 515×728 | 20.3×28.7 | 0.375㎡ | ポスター、カレンダー |
| B3 | 364×515 | 14.3×20.3 | 0.1875㎡ | 図面、掲示物 |
| B4 | 257×364 | 10.1×14.3 | 0.0937㎡ | 折込チラシ、学校のプリント・テスト用紙、A3では大きすぎる資料の印刷 |
| B5 | 182×257 | 7.17×10.1 | 0.0469㎡ | 大学ノート、週刊誌、案内状 |
| B6 | 128×182 | 5.04×7.17 | 0.0234㎡ | 単行本、手帳 |
| B7 | 91×128 | 3.58×5.04 | 0.0117㎡ | 小型メモ、カード類 |
B4サイズとは?官公庁でよく使われる理由
B4サイズは257mm×364mm(10.1×14.3インチ)で、A3よりひとまわり小さく、A4よりひとまわり大きいサイズです。
学校のプリントや試験用紙、折込チラシなど、A3では大きすぎるがA4では収まりきらない資料でよく使われます。B判は日本独自の規格のため海外では通用しませんが、国内の官公庁や教育機関では従来からの慣習でB4サイズの様式が今も使われている場面があります。
B5サイズとは?
B5サイズは182mm×257mm(7.17×10.1インチ)で、A4よりひとまわり小さいサイズです。
大学ノート・週刊誌・案内状などでよく使われ、A4よりコンパクトに持ち運びたい書類や、資料をやや小さくまとめたい場合に選ばれます。オフィスの複合機・コピー機はB5を給紙トレイの標準対応サイズに含めている機種が多くなっています。
レターサイズ・リーガルサイズ・タブロイドとは?(A判との違い)
レターサイズは215.9mm×279.4mm(8.5×11インチ)、リーガルサイズは215.9mm×355.6mm(8.5×14インチ)で、いずれも北米で標準的に使われる規格であり、A判・B判とは寸法の考え方自体が異なります(A判・B判のような倍半分の関係にはありません)。
- レターサイズ(215.9×279.4mm): A4(210×297mm)よりわずかに幅が広く、丈が短いサイズです。北米の標準的なビジネス文書や履歴書(レジュメ)などで使われます。
- リーガルサイズ(215.9×355.6mm): レターサイズより丈が長いサイズです。主に契約書や法的文書で使われます。
- タブロイド(279.4×431.8mm、11×17インチ): レター・リーガルより大幅に大きく、A3(297×420mm)に近い面積です。北米のタブロイド判新聞やCAD出力など、A3相当の代替として使われることがあります。
国内向け複合機の中には給紙トレイの設定変更でレター・リーガルサイズに対応できる機種もあるため、導入前に対応用紙サイズを確認することが重要です。
コピー用紙サイズ比較表(mm/inch/面積/主な用途)
| サイズ | mm(短辺×長辺) | inch(目安) | 面積 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| A0 | 841×1189 | 33.1×46.8 | 1.00㎡ | 大型図面、展示会のポスター・パネル |
| A1 | 594×841 | 23.4×33.1 | 0.50㎡ | 大型ポスター、設計図面 |
| A2 | 420×594 | 16.5×23.4 | 0.25㎡ | 掲示用ポスター、カレンダー |
| A3 | 297×420 | 11.7×16.5 | 0.125㎡ | 設計図面、選挙ポスター、A4見開きコピー |
| A4 | 210×297 | 8.27×11.7 | 0.0625㎡ | ビジネス文書全般、レポート、行政提出書類 |
| A5 | 148×210 | 5.83×8.27 | 0.03125㎡ | 説明書・マニュアル、チラシ |
| A6 | 105×148 | 4.13×5.83 | 0.0156㎡ | 文庫本、小冊子・ポストカード |
| A7 | 74×105 | 2.91×4.13 | 0.0078㎡ | メモ帳、小型カード類 |
| B4 | 257×364 | 10.1×14.3 | 0.0937㎡ | 折込チラシ、学校のプリント |
| B5 | 182×257 | 7.17×10.1 | 0.0469㎡ | 大学ノート、週刊誌、案内状 |
| レター | 215.9×279.4 | 8.5×11 | 0.0603㎡ | 北米向け文書、履歴書(レジュメ) |
| リーガル | 215.9×355.6 | 8.5×14 | 0.0768㎡ | 契約書、法的文書 |
| タブロイド | 279.4×431.8 | 11×17 | 0.1207㎡ | タブロイド紙面、CAD出力・大判資料 |
実際によく使われるのはどのサイズ?(使用頻度の傾向)
日本のオフィスで最も使われるサイズはA4であり、以下A3・B4・B5と続きます。出荷量・消費量をサイズ別に分解した公的統計(経済産業省生産動態統計・日本製紙連合会)は見当たらないため、具体的な数値やシェア順位ではなく、業界メディアが共通して述べる定性的な傾向を表にまとめます。
| 用紙サイズ | 使用頻度の傾向・主な用途 |
|---|---|
| A4 | 契約書・請求書などビジネス文書のほとんどに使われ、オフィスで圧倒的に使用頻度が高いサイズです。 |
| A3 | A4資料の見開きコピーや設計図面、会議資料の拡大表示など、A4を補う形で使用頻度が高いサイズです。 |
| B4・B5 | 折込チラシや学校のプリントなど特定の用途では今も使われていますが、一般的なオフィスでは使用頻度が下がってきており、国際規格のA判へ切り替わっていく傾向が指摘されています。 |
| A0〜A2・B0〜B3・レター・リーガル・タブロイド | ポスターや図面、北米向け文書など、用途が明確に限定される特殊サイズという位置づけです。 |
A判とB判、同じ番号でもどちらが大きい?
同じ番号ならB判の方がA判より大きくなります(例:B4はA4より大きく、B5はA5より大きいです)。これは基準となる面積がA0=1.00㎡なのに対しB0=1.50㎡と、B判の方が大きい紙から始まっているためです。
混同しやすいポイントとして「B5はA4より小さい」という比較があります。これは番号がそもそも異なる(B5と比べるべきはA5)ため起きる誤解で、同じ番号同士で比べれば必ずB判の方が大きくなります。A5(148×210mm)よりB5(182×257mm)の方が大きく、A4(210×297mm)よりB4(257×364mm)の方が大きい、というように番号をそろえて比較すると分かりやすいです。
拡大・縮小コピーの倍率一覧(A4→A3は何%?B5→A4は?)
A4→A3の拡大は141%、B5→A4の拡大は115%というように、コピー機の操作パネルにある倍率ボタンはサイズ間の変倍にそのまま対応しています。
| 変倍パターン | 倍率 | 用紙サイズ例 |
|---|---|---|
| 同シリーズ1段拡大 | 141% | A4→A3/B5→B4 |
| 同シリーズ1段縮小 | 71% | A3→A4/B4→B5 |
| A判→同番号のB判 | 122% | A4→B4 |
| B判→同番号のA判 | 82% | B4→A4 |
| A判→1段下のB判 | 87% | A4→B5 |
| B判→1段上のA判 | 115% | B5→A4 |
| 同シリーズ2段拡大 | 200% | A5→A3 |
| 同シリーズ2段縮小 | 50% | A3→A5 |
A判・B判はいずれも縦横比1:√2(アスペクト比一定)のため、1段違いで面積2倍(辺は√2倍≒141%)、2段違いで面積4倍(辺は2倍=200%)になります。コピー機の操作パネルにこれらの倍率がプリセットされているのはこの規則性のためで、原稿サイズと出力サイズさえ分かれば、目分量ではなく決まった倍率ボタンを押すだけで正しく変倍できます。
実際の操作パネルでのメーカー別の設定手順については、コピー機の拡大・縮小コピー方法をマスターしよう!4つのメーカー別操作方法で詳しく解説しています。
各用紙サイズに対応したコピー機・複合機は?
用紙サイズが決まったら、次はそのサイズに対応したコピー機・複合機選びです。
A3サイズまで印刷したい場合は、A3対応の複合機をラインナップから探せるA3用紙サイズからコピー機・複合機を探すページを参照してください。
A4サイズのみで十分な場合は、コンパクトなA4複合機を中心にまとめたA4用紙サイズからコピー機・複合機を探すページで機種を比較できます。レターサイズ・リーガルサイズなど海外規格に対応した機種を探している場合は、対応可否を機種ごとに確認のうえお問い合わせください。
用紙の品質やおすすめのコピー用紙、正しい保管方法については、コピー用紙の選び方と活用法で詳しく解説しています。
用紙の厚さ・重さの目安はコピー用紙の坪量(g/m²)とは?厚さ・重さの目安と複合機での選び方、法人でのコスト削減・大量購入のポイントは法人向け コピー用紙のコスト削減・大量購入ガイドでそれぞれ詳しく解説しています。
コピー用紙サイズ一覧のまとめ
コピー用紙のサイズは、日本のJIS規格(A判・B判)と海外のレター・リーガルサイズに分かれ、日本のオフィスで基準になるのはA4(210mm×297mm)です。
A1は594mm×841mmの大判サイズ、B5は182mm×257mmのA4よりひとまわり小さいサイズで、同じ番号ならB判の方がA判より大きくなります。レターサイズ(215.9mm×279.4mm)・リーガルサイズ(215.9mm×355.6mm)は北米標準の規格でA4とは寸法が異なります。
拡大・縮小コピーの際は、A4→A3なら141%、B5→A4なら115%というようにサイズ間の倍率が決まっているため、用途に合わせて適切なサイズと倍率を選び、対応するコピー機・複合機を選定することが重要です。
この記事の著者
コピー機ドットコム編集部
冨山栄二郎
冨山栄二郎
- 役 職
- テクニカルサポートユニット責任者
- 保有資格
- キヤノン Network Skill(ネットワークスキル認定)
- スタークルー制度(表彰・スキルアップ制度)
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